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駅名小印

越前大野駅 駅名小印

ここからは、駅名が入ってるその他のハンコについて、紹介させていただきます。掲載した画像は越前大野駅(越美北線)の駅名小印です。駅名小印とは、駅などできっぷに何らかの証明を行なった時に、駅員などによる正しい証明だということを示すために押すハンコのことです。その様式は、JRのきまりで縦5ミリ、横1センチの長方形の中に駅名が書かれたものと決められています。

日田駅 駅名小印

この駅名小印は、先の途中下車印に似ており、駅で途中下車印を押してもらったら駅名小印だったということがよくあります。しかし、途中下車印と駅名小印は、これまで紹介させていただいたように意味合いが全く異なるもので、途中下車印の代わりに駅名小印を押すというのは大きな誤りです。駅員などによる正しい証明だということを示す駅名小印を安易に押してしまうのは考え物でしょう。

から通印

大阪駅 から通印

駅名小印には、その右側に定形的な証明事項と一体になったハンコが存在します。最もメジャーなものの一つが「から通印」と呼ばれるもので、乗車券などを前売りした場合に有効開始日を指定するハンコのことです。掲載した画像は大阪駅(東海道本線)のもので、「5月−5日から有効」という証明事項を、右側に一体となった駅名小印で正しい証明であることを示しているものです。なお、から通印と呼ばれる由来は、大昔は「○月○○日から通用」という言い回しをしていたことに由来します。

発駅代入鋏

発駅代入鋏 新大阪駅

次に示すものは、新大阪駅(東海道新幹線)の発駅入鋏代(発駅代入鋏)のハンコです。発駅代入鋏とは、何らかの理由できっぷを使い始めた駅(発駅)にて入鋏が受けられなかった場合、その発駅に代わって(この場合は新大阪駅が)入鋏するという取扱いのことです。これらも駅名小印と一体となったハンコといえるでしょう。